UVコーティング防滑ウルトラハイグリップ
無溶剤UV樹脂と球体の骨材で、床材表面に物理的なツブツブを付けて防滑を実現する工法です。ヒトだけではなく、爪で地面をつかみながら走る犬のようなペットにも優しい床になります。
CSR値0.6以上の高い防滑性
同一の建物でも、出入口、通路、トイレ、スロープ、パンドリーなどで転倒のリスクは大きく異なります。ウルトラハイグリップは、粒子サイズ・配合量を調整することで、湿潤時のCSR値0.6以上の表面状態に仕上げることが可能です。粒子サイズを小さくすることで、見た目の変化を最小限に抑えることも可能です。逆に大きくすることで、視覚的な防滑にもなります。
粒子サイズL
湿潤時CSR参考値=0.66
※エントランス等、濡れた靴で歩く床の滑り止めに最適です。
粒子サイズM
湿潤時CSR参考値=0.64
※美装と防滑のバランスの取れた仕上げです。
粒子サイズS
湿潤時CSR参考値=0.63
※歩行量の少ない床の、万が一の備えのための防滑仕上げです。
無溶剤UV樹脂でスピード防滑
完全無溶剤UVコーティング剤を骨材のバインダーとしますので、専用のUV-LIGHTを当てると瞬時に硬化します。作業スピードが早く、アルコールやシンナー等の残留臭はなく、また完了次第すぐ歩行出来ます。UV-LIGHTで当てることで固まるため、温度などの影響で硬化不良を起こすことがないことも特長です。
Pタイルにウルトラハイグリップ防滑仕上げを行った場合の作業工程です。
※石材やタイルに滑り止めを行う場合は、塗布する樹脂、作業工程が異なります。
①洗浄・清掃・養生
②防滑UVコーティング
③UV照射
④防汚トップコート
⑤-1 滑り止め完了
⑤-2 滑り止め完了(アップ)
1日数万人の歩行にも耐えた高耐久性
ウルトラハイグリップ防滑仕上げは、柔軟性の高いUV樹脂と、高硬度の骨材を組み合わせることで、高耐久の床に仕上げます。
- Point1:無溶剤ソフトUV樹脂
ウルトラハイグリップ防滑仕上げで塗布するUV樹脂は無溶剤ソフトUV樹脂です。このUV樹脂は高い柔軟性を持ちます。そのため、温度差等で生じる床の収縮にも追従することが出来ます。割れのリスクを最小限に抑えることで長期間、滑り止めの効果を維持することを可能にします。
- Point2:高硬度球体骨材
足の裏との接地面にあたる骨材には高硬度球体骨材を配合します。ソフトUV樹脂でこの骨材をバインドすることで、上下の衝撃に耐える仕組みを用います。また、床に凹凸を付けることにより、凹部へのダメージが少なく、長期間、艶をキープすることが可能です。
- Point3:専用トップコート
メビウスコートの最終仕上げには、防汚目的の専用トップコートを塗布します。足の裏と接地しない凹部に入ったコーティング剤が、長期的な艶維持の役割を担います。
2012年2月に、東京メトロ副都心線で行ったスロープへの防滑工事の経過写真です。1日平均約6万人の歩行数です。日々のメンテナンスは自動洗浄機のみです。
| 2012年2月|0ヶ月経過時 |
 |
 |
| 2013年7月|17ヶ月経過時 |
 |
 |
| 2014年2月|24ヶ月経過時 |
 |
 |
防滑塗料・滑り止め加工で安全な床環境を
バリアフリー新法(滑り抵抗係数(CSR)=0.4以上)
当社は、国土交通省が認可した「協同組合防滑業振興協会」の会員として、
建物の安全性向上に欠かせない防滑施工を専門に行っています。
床材や設置環境に合わせて、防滑塗料やノンスリップ加工を最適化し、
利用者が安心して歩行できるバリアフリー環境の整備を支援します。
施工後は、滑り抵抗係数(CSR値)を測定し、推奨値である0.4以上をクリアする床面となるよう品質を管理。
その測定結果をまとめた「CSR測定報告書」は、裁判資料や公官庁への提出にも対応可能です。
ビルメンテナンス会社や施設管理者さまに向けて、
商業施設・オフィスビル・公共建築など、現場条件に合わせた施工方法をご提案。
安全性と信頼性を両立した滑り止め加工で、長期的な維持管理をサポートいたします。
床の防滑対策やCSR測定に関するご相談は、どうぞお気軽にお問い合わせください。